メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

あるピアノ愛好家が人生で出会ったもの・考えたこと

人の耳に○○は立てられない…。

本当にショックを受けた話。
昨夜、いつのまにか日課になってしまっている、録り溜め動画の出来栄えチェックをしていた。これらの動画はPCに入れてあり、いつもイヤホンで聴いているのだが、たまたまイヤホンを別の部屋に置いてきてしまった。取りに行くのが面倒だったので、脇にあったオーディオ用の開放型ヘッドホンをPCに挿して聴いてみた。

すると、何と❗

いつも聴こえるはずの残響がほとんど再現されず、かわりに直接打鍵している音のみがハイライトされて耳に入ってくる感じで、そこから聴こえるのといえば、子供用の曲をゆっくり弾いてさえ音の粒が揃わない下手クソな演奏でしかなかった。😭

あまりにもショックで倒れそうになったが、急いでイヤホンを取ってきて、さらに予備の密閉型ヘッドホンを引っ張り出してきて聴き比べをした。

いつものイヤホンと、密閉型ヘッドホン、このふたつから聴こえてくる音はかなり似通っていて、打鍵時の音プラス残響が程よく混ざり合った音(自分で弾いている時に知覚している音にかなり近い)が耳に届く。密閉型ヘッドホンの方が音の抜けが悪く、すこしキンキンする箇所がある。
しかし、問題の開放型ヘッドホンで聴くと、おそらく低周波数帯の音情報が、耳に届く前にごっそりと漏れてしまうのだろう、例の悪い冗談のような演奏になってしまう…。

再生環境を少し変えただけで、何とこれほど印象が変わることに驚いた。
自分の録音を、人様がどのような環境で聴いてどう感じているかは、もう神のみぞ知るだ。最善を尽くして弾いて、後は何と言われようがひたすら頭を垂れるしかない…。😔

シューマン:子供の情景op.15-7「トロイメライ」

子供の○○(6/9)

そういうわけで、お約束な(?)本家トロイメライを少々…。
練習の段階では前半の繰り返しを弾くつもりでいたのだが、録画の当日に体調が悪くて気力が続かず、繰り返すのを早々に断念しました…。🙇

台風…

雨にも負けず、

風にも負けず、

迫り来る台風にも負けず、

家族を養うためのサラリーマン稼業を、本日も無事勤めてまいりました。

😩

「ただいまー」。

幾ばくかの安堵感とともに玄関のドアを開けると、

そこで待っているのは、

息子の笑顔…

 


じゃなくて、

 

息子の朝顔


めっちゃジャマやねんコレ!😠

taikichan.hatenablog.com

演奏アップロードの舞台裏的な備忘録…

・あれよあれよという間に、ピアノを弾く趣味のうちの3大柱(12000ページ譜読み・無謀曲視奏←レッスン曲を含む・演奏アップロード)の一角として定着してしまった。

・1年分の録音を俯瞰すると、アップロード曲のうち、約1/4がかつて練習した事のある曲で、残り3/4は初めての曲だった。
・最初の3ヵ月、つまり2017年11月くらいまでは、まだけっこう緊張して弾いていて、音が固くなってしまっていると思う。

・弾きたい曲を決めると、だいたい録音する6週間前から、練習を始める。
まずは夜間練習用の61鍵キーボードで、遅いテンポで最初から両手で、1日1回通して弾く。
加えて録音の2週間前くらいから、ピアノで1日1~2回通して弾く。
これで、えいやぁと録音してしまう。表現に関するアドバイスは一切受けておらす、100%自己責任でつくっている(というか、このようなガクフにチュウジツでない弾き方を生徒に指導する先生がいたら、日本のピアノ業界から村八分にされてしまうのでは…😱)。だから表現のダメな部分は、習っている先生ではなくて私の問題です。

・録音しはじめると、だいたい10回に7回くらいは曲中で重大なミスをして、そこで録音中断する。
残り3回くらいは、最後まで弾き通せる。
そのうちの1回くらいが、アップロードが許せる程度の水準の弾け具合になる(えらく低い水準だ…😥)。だから、人前で演奏するのに比べて、はるかに労力が掛からない。

・録り終えた録音に残響処理をかける等の細工は一切していない、というかできません😭。
もし録音を編集する能力があったら、複数の不出来の録音をつなぎ合わせてミスタッチ部分を消したりできるかも😃と思うのだが、やれる技術が無い&習得するの面倒くさい💦

演奏アップロードを1年続けてみて良かった事

1. 自分の芸風(?)に気付いた

これまで自分の演奏を通して録音した事がほとんど無かったので、全体としてどんな音楽を志向しているのか、一連の動画で初めて自覚しました😱❗

2. 無駄遣いが減った

これまでCD(と、たまに楽譜)の買い物中毒気味だったのだが、録音をひとつ仕上げたらCD1枚買うという自分へのご褒美制度がうまく定着して、無駄に買わなくなった。

3. 変な誤解がとけたんじゃないかな…

アップロードを始める前の自分の書いた文章を読みなおすと、バリバリのクラシック音楽第一主義者もしくはピアノ奏法原理主義者みたいな印象を受けてしまうので、演奏が残せて良かったんじゃないかな…。

 

グルリット:こども音楽会op.210-32「トロイメライ」

子供の○○(5/9)

動画投稿を始めて1周年を記念して、トロイメライを弾いてみました❗グルリットの…。

テイク1:本家シューマンの印象から類推して、こんな風に静的に弾いてみたくなるが…。
テイク2:楽譜をよく読むと、こんな感じでもう少し動くと思う。

 

あのピアニストとの再会

先週、短期間だが実家に帰っていた(前回の恐竜本は、この時に発掘した)。
帰省先で、引退生活を送っている、あのピアニストに再開した。

f:id:taikichan:20180828230243j:plain

電気配線はされていなくて、もうピアノは弾けないようだ(涙)😢

↓往年の演奏姿。当時子供だった私も生で聴いた。

 

シューマン:子供のためのアルバムop.68-22「ロンド」

子供の○○(4/9)

シューマンのop.68の中でいちばん好きな作品がこれ。
子供のための作品集に混じった、しかし完全に大人のための作品だと思う。

 

姿勢の変遷

私が子供の頃、背筋をピンと伸ばす姿勢が主流でした。

最近は、より前傾姿勢を取るのが合理的といわれています。

 

え?奏法の話??

 

いいえ❗

 

🔻私のティラノザウルス(ケイブンシャの恐竜大百科より)

f:id:taikichan:20180822232951j:plain

 

🔻息子のティラノザウルス(黒川みつひろさんの恐竜絵本より)

f:id:taikichan:20180822233041j:plain

 

このネタをどうしても書きたくて、実家で私の恐竜本を発掘してきました😃

バッハの偉大さを音楽抜きで…

私はキリスト者ではないが(どちらかというと葬式仏教…)、キリスト教にせよ仏教にせよ、宗教とは本質的に"未成熟な人間に、成熟した人間と同じ倫理行動をとらせるための社会装置"であると思う(えらく実利的な考えだが…)。


さて、これを枕にしてバッハの偉大さを音楽抜きで考えてみると、私が学び、感じたところでは、マタイ受難曲中でユダが「裏切者」ではなくて「放蕩息子」として解釈されている事である。

"私のイエスを返してくれ!見るがいい、殺しの報酬である金を、戻ってきた放蕩息子はお前らの足元に投げ出した!"

マタイ受難曲の中でバッハは、ユダが犯した罪を、自分たちの誰もが成し得た罪であったという視点から、ユダを自分たち一族の一員として回収した。言葉を変えると、ユダを自分たちの分身として扱った。

これは実は、キリストの磔の話の同型になっている。

裁きの場面、熱狂に駆られた民衆が判断を誤って、殺人犯ではなくイエス・キリストのほうを磔にするようにと声をあげた時、キリストは民衆を自分自身の一部として回収した。つまり、判断を誤った民衆を自分の分身として、(実際には起こっていないが)自分が起こし得た罪を被ったのである。

このキリストの視座、つまり、自分が一度も犯したことのない罪に対する有責性(©内田先生の本)を倫理上の究極の到達点に置く考え方に、賛同する。

我々は、生まれて間もなく、昨日の自分、1週間前の自分などが、時間軸上に分散した自分自身である事を確信する。
そして一生かかってようやく、我々の遭遇する他者が、空間上に分散した自分自身である可能性を認識するようになると思う。

…さて、そんなわけで、私は決してキリスト者ではないのだが、息子が食べ物の好き嫌いをするときに限り、偉大なる聖書から引用して説教する事にしている。

汝の
ニンジンを
愛せよ!🍴

グルリット:こどものためのアルバムop.140-8「オルゴール」

子供の○○(3/9)

前に弾いた「音楽時計」と同じような感じの曲。

最後にrit.して行って、オルゴールは止まってしまう…。

ショパンの前奏曲集op.28中の災難曲

前奏曲8番「視力検査」

f:id:taikichan:20180812212455j:plain

「右手の最初の32分音符が見えますか?」

「ソです。ソ♭」

「では、2番目の32分音符が見えますか?」

「ええと、オクターヴ上のソかな…」

「それじゃあ、その音符についている臨時記号、♭か♮か分かりますか?」

「…見えません。分かりません…」😵

湯山昭:ピアノ曲集「こどもの国」から"フランス人形"

子供の○○(2/9)

湯山昭さんの子供向けピアノ曲の有名どころ(おかしの国とか)を一通り聴いたのだが、個人的には最高傑作はこの曲。かの「雨降りくまのこ」を超える名作だと思う。

「フランス人形」というオシャレな名前がついているが、ようはドビュッシーまたはラヴェルへのオマージュなのだが、どちらととるかで弾き方が違ってくる。

 テイク1:ドビュッシー
 テイク2:ラヴェル

テイク2の後半の方で、肝心の和音が鳴らなかった…(こんなのばっかり)😩

youtu.be