メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ロレッジャンのフレスコバルディ:トッカータ第1集(Brilliant Classics)

引き続き第1集を聴いた。 1637年に第3版が出版されたときに追加されたのはPartie cento sopra Passacagliだけだと思い違いをしていたが、実は以下の曲全てがそうである。 ・3つあるBalletto:実は曲中に登場するPassacagliでPartie cento~と同じ主題が使用さ…

ロレッジャンのフレスコバルディ:トッカータ第2集(Brilliant Classics)

曲聴きの時間がとれたため、フレスコバルディのトッカータ第2集をロレッジャンの演奏でざっと俯瞰した。〇印はピアノで弾くに値すると思った曲。 ・Toccata(5,6番のみ〇):5番と6番が書法的に1対の優れた作品(5番のほうが有名だが)。 ・6曲のCanzona(〇…

なぜ楽譜通りに演奏しなければいけないか

息子が習っているメトード・ローズの曲にスラーが出てくるようになり、フレージングを守らせることを考えねばならなくなった。 なぜクラシック・ピアノは楽譜通りに演奏しなければいけないのか? もし息子に聞かれたら、こう答えるだろう。 「それは、あなた…

ブリッツィのツィポリ:鍵盤音楽全集(カメラータ・トウキョウ)

オルガン向けに書かれた第1集を聴きたくて何気なく購入したCDだったのだが、ブリッツィの弾くクラヴィオルガンという楽器の面白さにはまってしまった。 このクラヴィオルガンというのは、写真で見る感じでは、小型のリードオルガンの上にハープシコードを乗…

テレマンの鍵盤作品集(ロレッジャン)Briliant Classics

TWV.30:21-26のフーガ集を聴きたくて購入した。 この6曲のフーガは、フーガに続く複数の小曲から構成された組曲もしくはバロック・ソナタのような形態をしており、譜面を見た限りでは、ひょっとしてテレマンの鍵盤音楽中の最高傑作ではないか!?と直感した…

シャイトのタブラチューア・ノヴァ第3集(ラムル)MD+G

保留にしていたシャイトのタブラチューア・ノヴァ第3集を聴いた。 結論から言うと、タブラチューア・ノヴァの中で私が最もピアノで弾いてみたいのは、第3集中に数曲あるマニフィカトおよびイムヌスの第1versusである。 これら2つの楽曲は、まず第1versusで主…

ピアノ音楽の源流探索2017~デュフリとバルバトル

デュフリ(1715-1789) 初めてインマゼールの演奏でLa de Vaucansonを聴いた時に、これは凄い作曲家だと感嘆し、早速楽譜を印刷して音を出してみたところ肩透かしを食った。ピアノで弾くと、チェンバロで聴いた時とは印象がまるで違って、モーツァルトの出来…

ピアノ音楽の源流探索2017~ボワモルティエとロワイエ

ボワモルティエ(1689-1755) 小振りな4つの組曲がある。 ・楽譜(IMSLP):http://imslp.org/wiki/Pi%C3%A8ces_de_clavecin,_Op.59_(Boismortier,_Joseph_Bodin_de) ・音源:インマゼールがデュフリを弾いたCDに、抱き合わせでブーレイというチェンバリストが…

ピアノ音楽の源流探索2017~フォルクレとクレランボー

ここから後のフランス・バロックのチェンバロ作品は「組曲」と銘打っていても、性格小品集の色合いが濃くなっていく。これを、ひと組曲通しで譜読みするべきか、それとも気に入った作品だけを切り出すべきか、大いに考えるところである。 フォルクレ(1671-1…

ピアノ音楽の源流探索2017~リュリとダングルベール

リュリ(1632-1687) ・楽譜:私がまだ大学生だった頃に買った、春秋社の世界音楽全集ピアノ編のバロックピアノ曲集に、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグおよび"やさしいうた"の5曲が収められている。彼のオペラ作品の中から、19世紀ごろに編曲さ…

ピアノ音楽の源流探索2017~シャンボニエールとルイ・クープラン

シャンボニエール(1602-1672) 最晩年に当たる1670年に出版された全2巻6つの組曲があり、甲乙つけがたい。フランス・クラヴサン楽派の創始者と言われているシャンボニエールだが、この作品をながめると、舞曲の寄せ集めによる組曲としての様式が、既に完成…

クラシック名曲ガイド5(音楽之友社)

内容のうち1/6くらいがバロック鍵盤作品の紹介に割かれていて、かの市川信一郎さんが執筆されている。 今回読み直して勉強になったことを纏めておく。 ・カベソンの作品集は、やはり1578年出版の遺作集が傑作で、中でもティエントとディファレンシアスが出色…

ピアノ音楽の源流探索2017~バッハの息子たち

W.F.バッハ(1710-1784) やはり12のポロネーズが面白い。多感様式というのは、ソナタよりもこのような作品に向いているのではと思ってしまう。 ・楽譜(IMSLP): http://imslp.org/wiki/12_Polonaises%2C_F.12_(Bach%2C_Wilhelm_Friedemann) ・音源:ロベル…

ピアノ音楽の源流探索2017~ベームとテレマン

ベーム(1661-1733) バッハの先生。チェンバロのための約11曲ある組曲を改めて聴き直してみたのだが、実はブクステフーデの組曲より優れているのではないかと思う程感じるものが有った。特に躍動感のあるジーグが素晴らしい。 ・楽譜(IMSLP): http://imslp…

Amazonのプライムデー告知に思う

昔フワク 今ワクワクな 40歳年取ることの難しき現代

ピアノ音楽の源流探索2017~バッハ前夜のドイツ・バロック

ラインケン(1643-1722) 弦楽器と通奏低音による組曲"Hortus Musics"の1番と2番の前半をバッハがチェンバロ独奏用に編曲している(BWV.965.966)。私はこのBWV.965が気に入っている。 ・楽譜(IMSLP):BWV.965→http://imslp.org/wiki/Sonata_in_A_minor,_BWV_9…

ピアノ音楽の源流探索2017~ブクステフーデ

ブクステフーデ(1637-1707) ・楽譜:オルガン作品はDOVER( https://www.amazon.co.jp/Organ-Works-Dover-Music/dp/0486256820/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1498567343&sr=8-2&keywords=buxtehude+dover )組曲はKalmus( https://www.amazon.co.jp/Buxtehude-…

ピアノ音楽の源流探索2017~フローベルガー

フローベルガ―(1616-1667) ・楽譜(ISLMP): http://imslp.org/wiki/Orgel_und_Klavierwerke_(Froberger,_Johann_Jacob) ・音源:Egarrがグローヴレーベルの録音した全集のうちvol.1と2で聴いている。 纏まった曲集として、フェルディナント3世に捧げられた…

ピアノ音楽の源流探索2017~イベリア半島の作曲家

セイシャス(1704-1742) ・楽譜:かの谷戸基岩さんの編纂によるソナタ選集が春秋社から出ていて24のソナタが収められている。 ・音源:アーニャ・アレクセイエフというピアニストが弾いた盤がMARQUISレーベルにある。 ニ短調のソナタ("80のソナタ”の27番)…

ピアノ音楽の源流探索2017~チマローザとクレメンティ

チマローザ(1749-1801) ・楽譜:関孝弘さん校訂によるソナタ全集が全音から出ている(上下2冊)。 ・音源:同じく関孝弘さんのピアノによるソナタ全集と、スグリッツィのフォルテピアノによる選集を、私は交互に聴いている。 ソナタ27番(変ロ長調)が有名…

ピアノ音楽の源流探索2017~ガルッピとパラディエス

ガルッピ(1706-1785) ・楽譜:関孝弘さんの校訂されたソナタ選集が全音から出版されている。 ・音源:ミケランジェリによるハ長調のソナタの録音(Decca)が有名。ピアノでのまとまった録音は、前述の関孝弘さんが校訂版の曲を弾いた2枚組がある。 いちば…

ピアノ音楽の源流探索2017~プラッティとペシェッティ

プラッティ(1697-1763) ・楽譜(IMSLP) ソナタ集op.1: http://imslp.org/wiki/6_Harpsichord_Sonatas_'sur_le_go%C3%BBt_italien'%2C_Op.1_(Platti%2C_Giovanni_Benedetto) ソナタ集op.4: http://imslp.org/wiki/6_Harpsichord_Sonatas%2C_Op.4_(Platti%2…

ピアノ音楽の源流探索2017~B.マルチェロとツィポリ

B.マルチェロ(1686-1739) op.3のソナタが素晴らしい。後に続くイタリア・バロックの作曲家による家庭用サイズのソナタと比べた時、B.マルチェロの作品だけは型破りで、チェンバロという枠に良くも悪くも収まりきっておらず、しかも豊かな音楽を感じる。 ・楽…

ピアノ音楽の源流探索2017~A.スカルラッティ

A.スカルラッティ(1660-1725) まるでオペラ用の音楽を縮小編曲したかのようなトッカータが面白い。 ・楽譜(IMSLP): http://imslp.org/wiki/Keyboard_Works_(Scarlatti,_Alessandro) 合計12曲のトッカータがまとまっている。 ・音源: 私が保有しているのは…

ピアノ音楽の源流探索2017~スグリッツィに敬意を表して

イタリア・バロックの鍵盤音楽にはいる前に、この鍵盤奏者に1ページを割きたい。 スグリッツィは1910年に生まれ、1994年に没したイタリアの演奏家である。ピリオド楽器の開祖レオンハルトが1928年生まれだから相当に昔の人なのだが、ピリオド楽器時代の名チ…

ピアノ音楽の源流探索2017~フレスコバルディ

フレスコバルディ(1583-1643) 恐らくバッハ以前の最大の鍵盤音楽作曲家。バッハの晩年の作風に少なからぬ影響を落としていると思われ、"西洋音楽の父"の父ブクステフーデに比肩して、"西洋音楽の父"の祖父(!)とでも称されるべき作曲家。クラシック・ピア…

ピアノ音楽の源流探索2017~スヴェーリンクとシャイト

スヴェーリンク(1562-1621) ・楽譜:Doverから鍵盤作品全集が出ている。IMSLPは便利でありがたいのだが、演奏しようとするなら、印刷する手間と整理できずに散らかるリスクを考えると、廉価で出版されているもの(DOVERや全音など)は購入してしまった方が良…

ピアノ音楽の源流探索2017~ギボンズとパーセル

ギボンズ(1583-1625) ・楽譜(IMSLP): http://imslp.org/wiki/Complete_Keyboard_Works_(Gibbons,_Orlando) ・音源:ピアニストのピエナールが、CD2枚分の作品選集を録音している(Deux-Elles)。他にホグウットの選集がある(explore、原盤はDECCAか??)。 …

ピアノ音楽の源流探索2017~はじめに

昨年末に読んでみたい楽譜を試算したところ約12000ページほどあったのだが、そのうちルネッサンス・バロック期の作曲家で現在までピアニストによって開拓されていない作曲家(バッハ、スカルラッティ、ヘンデル、ラモー、クープラン以外)の作品が、だいたい…

ピアノ音楽の源流探索2017~フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集に登場する著名な作曲家

フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集 ・楽譜(IMSLP):http://imslp.org/wiki/Fitzwilliam_Virginal_Book_(Various) ブル(1562/3-1628) 手元に2014年ごろにダウンロードした2冊分の作品選集があるのだが、サイトが見つからなかった。 まずchromatic pavane …

ピアノ音楽の源流探索2017~バード(1543-1623)

バード(1543-1623) (1) ネヴィル夫人の曲集 全作品がバードのもので、有名どころが非常に良くまとまっている。 ・楽譜(IMSLP): http://imslp.org/wiki/My_Ladye_Nevells_Booke_of_Virginal_Music_(Byrd,_William) ・音源:ホグウッドが全曲録音している(DE…

ピアノ音楽の源流探索2017~ルネッサンス・イタリアの諸作曲家とカベソン(1510-1566)

ルネッサンス・イタリアの鍵盤音楽 メルーロ(1533-1604)のtoccataあたりから聴き出したのだが、ルネッサンス・イタリアの鍵盤音楽をピアノで弾こうとした場合、面白いのはむしろ対位法を駆使したricercarであるという考えに取りつかれた。 最近発売された…

現代的な演奏スタイルってどんな風だろう?

最近考えることがあったので、簡単にまとめておきたい。少なくとも私が録音で聴いた限りでは、ピアニストの生年で大雑把に3つに時代分けしたい。(1) ~1920年 戦前の、多様な弾き方が百花繚乱していた世代 (2) 1920年~1955年 戦後の、原典主義的なピアニズ…

高い椅子で練習してみて2つの発見(2)

【発見その2】ポジション移動がしやすい ショパンの曲でしばしば要求されるポジション移動(op.10の練習曲でいうと1番や8番の基本音型)が、驚くほどしやすい。これは大きな発見であった。 その理由は恐らく、この椅子の高さで鍵盤に指を置いた時には、自然…

高い椅子で練習してみて2つの発見(1)

これまで、ピアノを弾くときの椅子の高さは高い位置(手首の高さが肘と同じくらい)と低い位置(手首の高さが肘より若干高い)の2通りで、3週間交代で練習していた。だが今回新たに、ロシア奏法を教えられている幾人かの先生がそろって推奨されている、かなり高…

kyushimaさんのCD聴き比べのページ

最近、ヤブウォンスキがショパンの練習曲全集の再録音を出したのを機会に、古い方の練習曲全集を買って聴いてみたところ大変見事な演奏であった。 その余りの素晴らしさに、そういえば昔、kyushimaさんと言う方が、この旧録音を大変高く評価されていたのを思…

キーシンの1987年東京ライヴ(SONY)

私はそれほど熱心なキーシンの聴き手でないのだが、よく「神童期のキーシンには現在の彼にはない魅力があった」という話を耳にするが、この15歳くらいの時のライヴ録音を聴く限り、そんな事はないと思った。 私は神童期の演奏をこれしか聴いた事が無いのだが…

グティエレスのショパン:24の前奏曲集他(Bridge)

グティエレスの名前は以前から聞いた事があったのだが、録音が大変に少ないうえにソロで弾いたものは皆無に等しい状態で、このBridgeへの2015年の録音で初めて聴いた。 一聴した感じでは、非常に特殊なありかたをするピアニストとの印象を受けた。 まずメカ…

神童ピアニストのCDデビューに思う事

最近立て続けに「牛」の字のつく神童ピアニスト、即ち牛田智大さんと牛牛さんのCDを聴く機会があったのだが、演奏の話は置いておいて、いや、演奏が素晴らしいからこそ、せめて十代後半になるまでは周囲がそっと見守ってやる事ができないものかと思うところ…

クラウスのモーツァルト:ソナタ選集(コロムビア)

クラウスのモーツァルト:ソナタ全集の旧録音でM&A盤に出会う前のこと、新星堂盤で聴いて録音に大いに不満だった私は、同じ時期(1950年頃)にVoxに録れたソナタ選集があると知って飛びついた。それがこのコロムビアによる復刻版で、ソナタK.310,331,332,576…

クラウスのモーツァルト:ソナタ全集旧録音(Music&Arts)

私が初めてクラウスの旧全集を買って聴いたのは、新星堂の復刻盤であった。 著名な録音技術者シャルランによるこの録音は、クラウスの調子が大変良いのが裏目に出て、その昨今の合理的奏法から逸脱した弾き方に起因すると思われるアタックノイズ(sfのような…

トリオ・カンパネッラによるアルベニス:イベリア(ギター三重奏版)(NAXOS)

去年の12月末から、本を読む感覚で、興味あるピアノ曲の譜読みを始めた。少しでも若さがあるうちにと、いちばん譜読みが難しそうな作品から始めたのだが、最も苦戦したのはアルベニスのラバピエスとレーガーのバッハ変奏曲であった(幾つかの現代音楽はこれ…

反田恭平さんのリスト:ピアノ作品集(日本コロムビア)

人気急騰中の反田さんによるリストの CDを、ようやく図書館で借りる事ができた(2ヶ月以上かかった)。聴いた印象は、ネットで試聴した時と大きく変わらない。楽器がきしむほどに強烈な打鍵、ピアノが悲鳴をあげる3歩手前の爆音は、まるでラザール・ベルマン…

浅田真央さんの思い出

引退会見を、感慨深く見た。 妻がフィギュアスケートが好きで、結婚してから息子が生まれるまでの間、私もつられてテレビでよく見ていた。 浅田真央さんは、原曲がピアノの曲で演技するのを、多く見た気がする。 一番思い出深いのは、ラフマニノフの前奏曲op…

三谷幸喜の「新選組!」(NHK大河ドラマ)

3月末に、春休み中の息子と妻が妻の実家に帰省することになり、私にささやかな春休みが訪れた(土日限定だが)。 そこで、来し方を振り返ってみようと思い、以前の職場に勤めていた時に住んでいた町に旅行しようと思ったのだが、予算と天気の関係で断念した…

音楽史‐古楽との出会い

新年度から土曜の朝に息子が習い事に出かけることになった。そこで、新しくできた自由時間を、古い鍵盤音楽をピアノで演奏できる可能性の探索に使う事にした。今日はこの辺の個人的な考えを書いておきたい。子供の頃、クラシック音楽の世界にピアノから入っ…

トリフォノフのリスト:練習曲集(DG)

このピアニストを初めて聴いたのは、少し前に発売されたカーネギーホールのライヴ録音のCDであったのだが、この最新作のリストのほうがずっと出来が良いと感じた。 最大の原因は、やはりスタインウェイを弾いてスタジオで録音した事だろう。先のライヴ録音(…

ヴィタリー・マルグリスのショパン:葬送ソナタ他(AUROPHON)

この奏者の事を、ユ-ラ・マルグリスのお父さんだというくらいしか知らなかったのだが、先日読んだ領家さんのブログで演奏の素晴らしさに触れられていて、聴いてみようという気になった。 そして、この廉価版CDのショパンを聴いて、完全にひき込まれてしまっ…

ふたたび「風の谷のナウシカ」について

漫画版「風の谷のナウシカ」は魅力的な作品で、その放出する磁力に、私は定期的に引き付けられている。最近また考え直す機会があって、今度は何か水脈のようなものにぶつかったので、生温かいうちに書いておきたい。 発端は、初めて「教育勅語」を読んでみた…

現代奏法のメモ書き(2)

私が大学生だった頃、ようやくネット上の情報が充実し始め、私がこれまで習っていたのは「ハイフィンガー奏法」で、もっと合理的に腕の重さを使う「重量奏法」あるいは「重力奏法」という弾き方があることを知った。 この弾き方を簡単に言うと、肩から腕まで…