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メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

作曲家とピアノ曲

ピアノ音楽の源流探索2017~はじめに

昨年末に読んでみたい楽譜を試算したところ約12000ページほどあったのだが、そのうちルネッサンス・バロック期の作曲家で現在までピアニストによって開拓されていない作曲家(バッハ、スカルラッティ、ヘンデル、ラモー、クープラン以外)の作品が、だいたい…

ピアノ音楽の源流探索2017~フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集に登場する著名な作曲家

フィッツウィリアム・ヴァージナル曲集 ・楽譜(IMSLP):http://imslp.org/wiki/Fitzwilliam_Virginal_Book_(Various) ブル(1562/3-1628) 手元に2014年ごろにダウンロードした2冊分の作品選集があるのだが、サイトが見つからなかった。 まずchromatic pavane …

ピアノ音楽の源流探索2017~バード(1543-1623)

バード(1543-1623) (1) ネヴィル夫人の曲集 全作品がバードのもので、有名どころが非常に良くまとまっている。 ・楽譜(IMSLP): http://imslp.org/wiki/My_Ladye_Nevells_Booke_of_Virginal_Music_(Byrd,_William) ・音源:ホグウッドが全曲録音している(DE…

ピアノ音楽の源流探索2017~ルネッサンス・イタリアの諸作曲家とカベソン(1510-1566)

ルネッサンス・イタリアの鍵盤音楽 メルーロ(1533-1604)のtoccataあたりから聴き出したのだが、ルネッサンス・イタリアの鍵盤音楽をピアノで弾こうとした場合、面白いのはむしろ対位法を駆使したricercarであるという考えに取りつかれた。 最近発売された…

ブクステフーデ(4)

・オルガン作品集(クラフト)よりDisc 4 BuxWV.159と160のシャコンヌが、どちらも佳品と感じる。BuxWV.168と171のカンツォネッタは簡素な作品で、オルガンで聴く限り美しい作品なのだが、ピアノで触ってみないと何とも言えない。 ・オルガン作品集(クラフ…

ブクステフーデ(3)

ヴァルター・クラフトがVoxに録音したオルガン作品全集を聴きながら、ピアノで弾いてみたい作品を探す。 ・オルガン作品集(クラフト)よりDisc 6 まずBuxWV.161の、かなり静的なパッサカリア。BuxWV.165のトッカータは2段譜なのでそのままピアノで弾けるが…

ブクステフーデ(1)

❝音楽の父❞の父、ブクステフーデを聴く。 ・ハープシコード作品集1(コープマン) ハープシコードのための組曲は、そのオルガン作品に比べると、どうしても手すさびに聴こえてしまう。短調作品ではBuxWV.235が、長調作品ではBuxWV.226が良いと思った。あと、…

ベートーヴェンと和解

後期弦楽四重奏曲をどうしても触ってみる必要があると思い、ピアノ編曲版に指を通してみたところ、後期作品特有の慈愛の光があふれてきて、私のこれまでの悩みが氷解した。 結局、ベートーヴェンは「第9」や後期ソナタ集で獲得した世界を最後まで維持してい…