メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

徒然なる日記

走る→滑る→見事に転ぶ

キン肉マン…ではなくて、息子の弾く発表課題曲の話です。 どうしてゆっくり練習できないんだろう?先生に注意されて1日だけはゆっくり練習できたのだが、今日また元に戻ってしまった。 ・メトロノーム⇒そもそも合わせて弾けない ・私が脇でメロディーを歌う⇒…

ピアノ弾き殺すにゃ刃物は要らぬ、ハ音記号を振れば良い!?

自慢じゃないが、ハ音記号が読めない。私と同様、子供の頃にピアノしかやらなかった方は、ト音記号やヘ音記号のようにはスラスラと読めないはずだ。 初めてこれに出会ったのは、20歳の頃。チェロを少々かじっていて出くわし、面食らった。しかもハ音記号には…

秘蔵コレクションその6「神経衰弱?」

コンスタンチン・リフシッツの演奏が好きで、CDを結構持っているのだが、 上:SACRAMBOWレーベルの東京ライヴ1994 下:DENONレーベルのショパン:24の前奏曲ほか (※どちらも、ちゃんとした日本のCDレーベルで別会社) ジャケット写真は… どっちがどっちをパ…

秘蔵コレクションその4「レア盤!?」

学生だった頃、クラシックのCDは今みたいに値崩れして箱モノが叩き売られている状況ではなく…。 ルプーのシューベルトを1枚ずつ買い集めた。 さて、一見どこにでもありそうな、即興曲集のCD。 ところが… Deccaのレーベルマークの赤と青の色が逆。持ってる全D…

秘蔵コレクションその3「永遠の…」

シューベルトのソナタ集。Universal社ライセンスと思しき音友の原典版。 左手だけ練習しようものなら… 指番号:0!

秘蔵コレクションその2「コテコテのギャグ!?」

ああ、写真投稿できるって素晴らしい! 「クラシックCD総カタログ」に続く、私の秘蔵コレクションその2 大学時代の愛読書のひとつ、春秋社の「ピアノ・レパートリー辞典」。 しかも… "ヘレン版"になってる…。

子供にピアノを習わせると、どのようにして勉強に役立つか? →その後

いつも楽しみに読ませてもらっているkazさんのblogに、"人は死ぬ時に、自分がやり残したことを後悔する"という内容の話が書いてあった。 私にとって"やり残し"は何だろう?? 今のところ、欲しいピアノ関係のCDは余念なく収集しているし、ピアノも満足に弾け…

バックハウス1955年録音の謎

我々クラシック・オタクに知られたレコード会社の怪奇現象のひとつに「バックハウス1955年録音の謎」(←勝手に命名)というのがある。 これは、クラシック大手レコード会社の録音技術がモノラルからステレオに切り替わるのが、だいたい1950年代後半くらいか…

子供にピアノを習わせると、どのようにして勉強に役立つか?

未就学児にピアノを習わせるのは、先生と親との二人三脚である。 ピアノとCDコレクションで6畳間ひと部屋を潰してしまっている我が家では、この趣味は限りなくリスク資産であることを嫁が深ーく理解しており、息子のピアノ教育は、私に託されている(←あなた…

2017年のピアノ生活を振りかえる

ちょっと普通のblogっぽく(?)今年を振りかえりたい。 2017年はピアノを1週間当たり12.5時間弾いた(途中からキーボードを購入して+3.5時間)。 そのうちちゃんと"練習"したのは1.5時間で、基礎練習とレッスン曲をやった。残り時間はすべて楽しみで弾いて…

視奏と"位置音感"

小学校の時、クラスで一番ピアノが上手だったNちゃんは、先生に頼まれるままに合奏の伴奏を次から次へとこなしていった。一方の私は、同じく幼稚園の時からレッスンを受けていたのに、こんな事はとても出来ぬ芸当だった。 いったい何がちがっていたのか。 N…

ケンプの未完のベートーヴェン:ソナタ全集(1回目録音)

ケンプのベートーヴェン:ピアノソナタ全集では、DGへの2度の全集に先立って、戦前から戦中にかけて全集録音が試みられたが未完に終わったことが、良く知られている。この未完の全集の復刻は、私がまだ学生だった頃にフランスのDanteレーベルから出た、ソナ…

和文英訳とピアノと孫子

仕事柄、海外の技術者と英文メールでやり取りをすることが、たまにある。 英語はせいぜい学校で習った程度なので、思った事を直接英文で書き出すことができず、結局Google等の自動翻訳を頼ることが多い。 先ずは書きたい内容を日本語で翻訳に入れてみて、出…

ショパンの練習曲op.10-1をめぐる人生の3つの断片(3)

右手の指の不調が治ってきて、ピアノを楽に弾く奏法の知見を深めた私は、ようやくこの作品を、以前よりもましに弾けるようになった。 そこで私は、現在の自分が、この立ちはだかる壁をどれくらい登ったか、過去の演奏がどれくらいひどかったかを、この機会に…

ショパンの練習曲op.10-1をめぐる人生の3つの断片(2)

息子を初めてピアノの先生の所に連れて行ったとき、こんな事を話した。 "私は今でもピアノを弾いているが、子供の頃に十分なメカニックを身につける事ができなかったので、上手に弾く事ができない。息子には、音大に行かせたいとまでは思わないが、入れるく…

ショパンの練習曲op.10-1をめぐる人生の3つの断片(1)

初めて最後まで譜読みしたのは、そう、まだ20歳代半ばの頃だ。 当時、私はこの曲を毎日2時間練習したが、メカニック上の問題を抱えた右手では、どんなに頑張ってもクロイツァー版のテンポ(四分音符=104だったと思う)でボロボロになりながら弾き終えるのが…

幻のアップロード計画

目標だった10曲分の動画をついに録り終えた。苦労も大きかったのだが、楽しくて、すっかりはまってしまった。 そこで早速次のアップロード計画を練って、今度は少し脱線して、自分へのご褒美として、完全に趣味路線で行こうと思っていた。 その内容は、志を…

ピアノ教室の思い出

私が生まれた1970年代は、世に言うピアノブームの時代であった。音楽は好きだがピアノは一切弾いたことのない両親の意向で、私は幼稚園に付属のピアノ教室でレッスンを受け始めた。この教室のレッスン環境は、今思い返せばかなり劣悪だ(私の両親は、ピアノ…

大人のアマチュアがピアノの先生に望むこと~私の場合

おもしろそうなテーマだったので、便乗して少し書いてみたい。 ピアノの先生方のブログの中でも、奏法に関して相当切り込んだ信念を持たれている数人の方のものを、日ごろから拝読している。 その中のひとつにピアニスト活動とピアノの先生を並行してやられ…

電子ピアノの思い出

調べ物をしていたところ、「電子ピアノで弾くとアコースティックピアノよりも上手くきこえる」という記事に出くわし、思わず吹き出してしまった。本当だろうか!?個人的には、あの音はどうも嘘くさくて苦手だ(愛好者の皆さまスミマセン...)。 そんな私も…

ソナチネ・アルバム問題

昨日は私自身の運指能力の低さに自己嫌悪に陥っていたのだが、録ったものを今朝あらためて聴き直し、ちゃんと弾けていないだけで、悪くないと思うようになった。 ところで、全音版を見ながら弾いたものでは、スラーをいくつか取っ払ってしまっているのだが、…

パデレフスキとチャップリン

毎日更新チェックする巡回ルートに入っているブログで、書き手のkazさんがパデレフスキの事を書かれていたのを読んで、ふと思い出した。(愛国者として、ピアニストとして・・・ - ピアノのある生活、ピアノと歩む人生) それは映画『独裁者』のワンシーン。…

夢の続き または スマホ乗り換え奮闘記

半年ほど前に、息子と縄跳びをしていてスマホを落としてしまい、カメラ機能が駄目になってしまった。 それでも我慢して使っていたのだが、今度は1週間前に石の床に落としてディスプレイを割ってしまい、完全に壊してしまった。 シャープのスマホだったのだが…

なぜ楽譜通りに演奏しなければいけないか

息子が習っているメトード・ローズの曲にスラーが出てくるようになり、フレージングを守らせることを考えねばならなくなった。 なぜクラシック・ピアノは楽譜通りに演奏しなければいけないのか? もし息子に聞かれたら、こう答えるだろう。 「それは、あなた…

Amazonのプライムデー告知に思う

昔フワク 今ワクワクな 40歳年取ることの難しき現代

浅田真央さんの思い出

引退会見を、感慨深く見た。 妻がフィギュアスケートが好きで、結婚してから息子が生まれるまでの間、私もつられてテレビでよく見ていた。 浅田真央さんは、原曲がピアノの曲で演技するのを、多く見た気がする。 一番思い出深いのは、ラフマニノフの前奏曲op…

三谷幸喜の「新選組!」(NHK大河ドラマ)

3月末に、春休み中の息子と妻が妻の実家に帰省することになり、私にささやかな春休みが訪れた(土日限定だが)。 そこで、来し方を振り返ってみようと思い、以前の職場に勤めていた時に住んでいた町に旅行しようと思ったのだが、予算と天気の関係で断念した…

音楽史‐古楽との出会い

新年度から土曜の朝に息子が習い事に出かけることになった。そこで、新しくできた自由時間を、古い鍵盤音楽をピアノで演奏できる可能性の探索に使う事にした。今日はこの辺の個人的な考えを書いておきたい。子供の頃、クラシック音楽の世界にピアノから入っ…

ふたたび「風の谷のナウシカ」について

漫画版「風の谷のナウシカ」は魅力的な作品で、その放出する磁力に、私は定期的に引き付けられている。最近また考え直す機会があって、今度は何か水脈のようなものにぶつかったので、生温かいうちに書いておきたい。 発端は、初めて「教育勅語」を読んでみた…

「公共の福祉」に込められた思い

「公共の福祉」という言葉は(「教育勅語」という言葉共々)、ああ、そういえば受験勉強で出て来たよね~くらいにしか憶えていなかったのだが、ここ数日間、例の問題に興味をもって色々と調べたところ、そこに込められた先人の思いに気がついた。 私は「公共…