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メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

クライバーン・イン・モスクワ(Melodiya)

ラフマニノフソナタ2番のライヴ録音を聴いて以来(そして、何かが抜け落ちたリストのスタジオ録音を聴いて以来)、このピアニストはすべてライヴ録音で聴こうと心に決めている。

クライバーンのライヴの素晴らしいところは、アマチュアくささ丸出しのところだ(失礼!最良の意味で)。この一連のライヴ録音集も、期待にたがわず良い演奏だった。

もともと豪快なピアニズムが魅力の奏者なのだが、いちばん新しい72年の演奏では多彩な音色と表情を引き出そうと苦慮しているのが感じられた。

余談だが、リストのメフィストワルツが、確かこれはブゾーニ編曲版で、大変珍しい(スタジオ録音でもそうだった)。