メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ブルックナーの後期交響曲

昨夜から、高校生の頃に買いそろえたCDを聴き返していて、自分の音楽的な嗜好が20年前と全く変わっていないことに、若干あきれ、若干嬉しく思っている。

当時、この高みに達している作品は、バッハ以外ではベートーヴェンの後期作品のいくつかだけだと感じていた。馬齢を重ねた現在、この作曲家群に、ブクステフーデをはじめとする前期バロック楽派以前の、音楽を自己表現ではなく神様への捧げものとして書いていた諸作曲家を加えられるようになった。

これらのearly musicの作曲家と、私はあの3.11の震災の後の時期、バッハよりも後の音楽が一切耳に入らなくなってしまったあの時期に出会った。