メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ピアニストガイド(吉澤ヴィルヘルム)

本棚の奥にしまってあったのを、久しぶりに取り出してきてパラパラと読む。この本の最大の問題点は、著者主観を前面に出した人選ではなくて百科事典的に(CDで聴ける)ピアニストを網羅しているスタイルにもかかわらず、かなり目立つ位置に「おすすめ度」と称した星印がふってあるところだ。これさえなければ、突っ込みどころは結構あるが(リヒテル平均律のスタジオ録音をヤマハで弾いていると書いてあったり、バックハウスが低い手首の位置で弾いているのを高齢のせいにしたり、etc.)良くまとまった本だと思う。