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メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

現代的な演奏スタイルってどんな風だろう?

最近考えることがあったので、簡単にまとめておきたい。

少なくとも私が録音で聴いた限りでは、ピアニストの生年で大雑把に3つに時代分けしたい。

(1) ~1920年
戦前の、多様な弾き方が百花繚乱していた世代
(2) 1920年~1955年
戦後の、原典主義的なピアニズムの世代
(3) 1955年~
現代

…と、こんな具合である。

では(3)を聴いたときの特徴、即ち「この人は現代のピアニストに聴こえる」というのはどんな演奏だろうか?

・戦後の世代に比べて、緻密な音楽的表情の復活。これを戦前のピアニズムと比較したとき、特にリズム感の面白さをきかせる場合が多い。

・それを支える、控え目なペダリング

・それを支える、ノンペダルでも響きの豊かさを失わないための奏法や音量領域での演奏。

私のなかでは、こんな感じだ。
だから、より昔の時代のピアニストでも、上記のような弾き方に出会うと、「この人は時代を先取りしている」と感じてしまう。