メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ピアノ音楽の源流探索2017~スヴェーリンクとシャイト

スヴェーリンク(1562-1621)

・楽譜:Doverから鍵盤作品全集が出ている。IMSLPは便利でありがたいのだが、演奏しようとするなら、印刷する手間と整理できずに散らかるリスクを考えると、廉価で出版されているもの(DOVER全音など)は購入してしまった方が良い。

・音源:コープマンがphilipsに全集を録音しているのだが、私はウーリーのChandos盤が好きである(これはオルガンとハープシコードで各1枚の選集)。

譜面づらを見る限りでは、まず有名な半音階的幻想曲(グールドがピアノで録音している)を含む一連のfantasiaが楽曲の展開が凝っている。それに比べるとtoccataは規模が小さく、展開手法もパターン化しているような印象を受ける。聖歌の主題による変奏曲集は、ピアノで弾くと退屈になってしまうかもしれない。世俗音楽の変奏曲では、有名な「我が若き命果てなんとす」による変奏曲の他、ダウランドのlachrimaeによるものがある。

 

シャイト(1587-1654)

タブラチューア・ノヴァが大作。

・楽譜(IMSLP):

http://imslp.org/wiki/Tabulatura_Nova,_SSWV_102-158_(Scheidt,_Samuel)

・音源:MDGレーベルに、ラムルの全曲録音がある。

第3集のMagnificatが、実は聖歌を主題にした変奏曲集になっているように見え、ひょっとするとピアノで弾いた時、これが一番良いのではないかと思ってしまった。第3集の音源を持っていないため、判断保留(第1集と第2集では、第2集の方が面白そうな印象を受けている)。

 

シャイデマン(1595-1663)

…の作品を考察したいのだが、楽譜がIMSLPにはほとんど公開されていない。