メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ピアノ音楽の源流探索2017~フォルクレとクレランボー

ここから後のフランス・バロックチェンバロ作品は「組曲」と銘打っていても、性格小品集の色合いが濃くなっていく。これを、ひと組曲通しで譜読みするべきか、それとも気に入った作品だけを切り出すべきか、大いに考えるところである。

 

フォルクレ(1671-1745)

ヴィオール曲をチェンバロ独奏へと編曲した「5つの組曲」がある。低音域に音が集中して書かれているのは、いかにも編曲っぽい。これはピアノを鳴らしてみないとどんな感じになるのか何とも言えない。なお第3組曲に、編者である息子の曲が3曲紛れ込んでいる。

・楽譜(IMSLP):Pièces de clavecin (Forqueray, Jean-Baptiste-Antoine) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

・音源:全曲盤はルセ(DECCA)、元の編成でサヴァールヴィオールを弾いた組曲1,2番の録音がある(ASTREE)。

 

クレランボー(1676-1749)

小さな組曲が2つ。こちらは完全に舞曲集としての形態をとどめている。簡素な書法だが、少なくともダカンよりは弾いていて面白いと思う。

・楽譜(IMSLP):http://imslp.org/wiki/Pi%C3%A8ces_de_Clavecin_(Cl%C3%A9rambault%2C_Louis-Nicolas)

・音源:ギルバートがARCHIVに全曲録音している(CD半分ほどの長さである)。