メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ブリッツィのツィポリ:鍵盤音楽全集(カメラータ・トウキョウ)

オルガン向けに書かれた第1集を聴きたくて何気なく購入したCDだったのだが、ブリッツィの弾くクラヴィオルガンという楽器の面白さにはまってしまった。

このクラヴィオルガンというのは、写真で見る感じでは、小型のリードオルガンの上にハープシコードを乗っけて3段鍵盤にしたような構造をとっていて、両方の音を奏者が任意に出すことができる(たとえは悪いかもしれないが、上原ひろみがアコースティック・ピアノと電子楽器を交互に行き来して弾いている演奏形態の、バロック版だ)。

この自在に弾き分けられる楽器を使って演奏された第2集の組曲が、音楽が立体的に造形されていて、見事。

こんな素晴らしい録音を作るとは、カメラータ・トウキョウを見直した。このクラヴィオルガンを使って、バッハ等の録音を色々出さないものだろうか。