メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ロレッジャンのフレスコバルディ:トッカータ第2集(Brilliant Classics)

曲聴きの時間がとれたため、フレスコバルディのトッカータ第2集をロレッジャンの演奏でざっと俯瞰した。〇印はピアノで弾くに値すると思った曲。

・Toccata(5,6番のみ〇):5番と6番が書法的に1対の優れた作品(5番のほうが有名だが)。

・6曲のCanzona(〇):Capricciと同じような展開手法による、小振りな作品。

・4曲のHinnoと3曲のMagnificat(×):聖歌と交互に演奏されている。ピアノ単独での演奏は不向きか。

Aria detto Balletto(△):フレスコバルディにしては普通の手法による変奏曲。展開が大きいが、音楽の深みが後述のCorrenteに劣る。

・4曲のGaliarda(〇):短い作品だが、一度聴いたら忘れられない詩情。

Aria detta la Frescobaldi(〇):短い作品ながら100のpassacaliに通じる音楽を感じる。

・6つのCorrente(〇):外観はCorrenteなのに、これも最晩年作品にどこか通じる響きがある。素晴らしい。

 

以上、トッカータ集と銘打ってある作品群ながら、ピアノで弾こうとした場合には、併せて収録されている舞曲集のほうに弾くべきものが有ると感じた。