メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

私が人生で出会ったもの・考えたこと

ショパンを弾いたピアニストたち(宇野功芳)

小学6年生の途中でピアノのレッスンを終了した時、
「ああ、これでもう練習しなくて済むー」
と安堵の気持ちでいっぱいだった。

そこから1年ほど、ピアノの蓋を開けなかった。

そんな私をピアノの世界に引き戻したのは、何よりもまずケンプのベートーヴェン:3大ソナタの録音であり(ただしこの時はピアニストによる違いというのを知らず、純粋にベートーヴェンの音楽に感動して聴いていた)、次にこの故・宇野功芳さんの書かれた"ショパンを弾いたピアニストたち"に載っている、パハマンから始まる一連の群像で、古い人から順に聴いていった。中学2年生頃の話である(これって中2病?)。

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だから私は音楽評論から恩恵を受けたというか、育てられた人間であり、感謝している。自分の事をクラシック・オタクの中で分類するなら、根っこはヒストリカル・オタクと呼ばれる人種に相当すると思う。ただし、ピアノ限定だが。

そう、中途半端にピアノを習っていたせいで(?)、ちゃんとしたクラシック・オタクになりそびれてしまった(!?)。

今現在も、自分の本業ならぬ本趣味は何かといえばクラシック・ピアノのCDコレクターで、みんなには内緒だけど実は(?)ピアノが弾ける(ついこの間までろくに弾けなかったし、今も大して弾けない…)。

だから、もしたまたま私の録音を聴かれた方が「一般的でない、変な弾き方をする」と感じられた際には、実はこういう背景になっているのをご理解いただければと思う。