メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

あるピアノ愛好家が人生で出会ったもの・考えたこと

ふたつのキーボードの間で

ここ数日、いうことをきかない2つのキーボードの間を行ったり来たりしている。
ひとつ目は、新たに購入したPCへの乗り換えで、もうひとつは言うまでもなくピアノだ。

最初のやつで苦労している最大の原因はOSで、前回までWindows8だったのがWindows10に変わったためだ。これに伴い、使い慣れていたいくつかのソフト(EXCELとか😭)の一部の機能が有料化したりして使えなくなり、同種の別ソフトに乗り換えないといけない。
これらのソフトは、そんなに使い込んでいたわけではなく、新しいほうも最近のはユーザーインターフェースが良いため、そういう意味では苦戦という程でもないのだが、何というか、いつもの画面の風景が一新されてしまって私の過去の一部が消えてしまったような損失感があり、苦痛を感じる。

これに引き換え、もうひとつの100年前に完成された型のやつはどうだろう。一番古い"ソフト"はハノンで、幼稚園卒園の前後に買ったやつをいまだに使っていて、これを眺めていると卒園式の事を思い出す。当時「スチュワーデス物語」が流行っていて、式のBGMがこれの主題歌のピアノ編曲だったなぁ…とか。。。
そのあと小学生になってからは、ブルグミュラーツェルニー30番ソナチネアルバムは無くしてしまい、後年に買いなおした)。それから、中学・高校生の頃に買い集めたCDの数々、二十歳前後で弾けもしないのに記念買いした幾つかの楽譜。これらは今もピアノ部屋にあって、手に取ると、当時の記憶の断片が頭の中によみがえってきて、思い出迷子を楽しむことができる。

どうも、自分がピアノの趣味を続けるモチベーションのひとつが、この"現在の自分が過去と陸続きなことを再確認するため"であるような気がしてならない…。