メメント・モリ、あるいはピアノにかんするエトセトラ

あるピアノ愛好家が人生で出会ったもの・考えたこと

王様と電気屋の物語の続き

途中まで書いておいて、この話の続きが気になって仕方がなく、物語がどういう風に展開するか、yahoo掲示板で調べました。

「王様の耳はロバの耳」どういう意味なんですか???? - 「王... - Yahoo!知恵袋

…なるほどね。


 (そういうわけで、前話からの続き)

王様に売りつけたCDプレイヤーが安物だということを唯一知っている電気屋は、その事を誰かに話したくて仕方がありません。

そんなある日、電気屋は、裏山の中に、村上春樹の小説に出てくるような古井戸があるのを思い出しました。

電気屋は古井戸に向かって叫びました。

「王様のCDプレイヤーは、C国製の安物で、元値はイチキュッパー!」

…ところが、なんとこの井戸、王国内はもとより世界中の井戸と、地下でつながっていたからさあ大変。

王様のCDプレイヤーの秘密は、国中はおろか、C国にまでも広まってしまいました。

翌朝の週刊誌は、こんな記事で賑わいました。
『王様の王位継承には、裏でC国が干渉していた!』
(前の全裸事件を起こしても公然猥褻罪に問われなかった王様に対して、世論は厳しくなっていました)。

しかし、騒ぎはこれだけではおさまりませんでした。
電気屋がばらした値段によって、王様がC国製品に高い関税をかけていた事が、C国にばれてしまったのです。
C国は声明を発表し、対抗処置として王国からの輸入品に50%の関税をかけると言ってきました。

こうなっては一刻の猶予もありません。

事態収拾のため、王様は電気屋を連れてこさせて、こう言いました。
「このC国製のCDプレイヤーは、どんな演奏でも上手に聴こえて、しかも値段が安くて良い品である」そしてテレビカメラの前で、うやむやになっていたC国とのパートナーシップ協定にサインしました。

めでたしめでたし。


 

…なわけ、ないじゃないですか!
世の中こんな風には回っていません!

 

本当は、こうです。


…さて、王様は電気屋を連れてこさせて、こう言いました。

http://webfreestyle.com/shop/gakideka/gakideka03_001.jpg

 

大臣「お待ちください王様」
王様「なんじゃ!?」
大臣「我が国は、いちおう建前上は民主国家ということになっております。それに、安易に電気屋を死刑にして、C国がどういう反応を示すかわかりません。ここは国民投票を実施して、広く民意を問いましょう!」

こうして、電気屋の処遇をどうするか、投票が行われました。

一番多かった国民の意見は「としあえず無期懲役にする」という内容で8398件、次に多かったのが「国外に追放する」で4265件でした。また「死刑にする」という意見も36件ありました。


王様は電気屋を死刑にしました。

おしまい。